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コンテキストのSEO効果|アンカーテキストに頼らない被リンク

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今回は、コンテキストとSEOの関係についてです。

SEOやってても、あまり聞きなれない言葉だと思うのですが、SEO的に簡単に言うと『リンク周りの文脈やテキスト』のことです。

リンクにはアンカーテキストが重要というのは定説で、確かに重要なのですが、実を言うとそればかりではありません。

SEO効果の実例を踏まえて、解説していきたいと思います。

目次

コンテキストとは?

コンテキストという言葉は、様々な状況や背景を示す単語で、文脈や前後関係、事情などの意味を持っています。

IT業界において、コンテキストはユーザーの意図、状況、環境などの全体像を示し、同じ処理や記述であっても状況によって異なる動作が求められる場合、選択基準や判断材料を提供する役割を果たしています。

文章の中でのコンテキストは、文意や語の意味を決定づける前後の関係、つまり文脈を指します。

これは言語学や文学研究において重要な概念であり、文の解釈や意味理解において前後の関係や背景情報を考慮することが重要であることを示しています。

コンテキストを理解していくことは、コミュニケーションや情報伝達の効果を向上させるために不可欠です。

異なる分野や状況での適切なコンテキストの把握が、より正確で柔軟な情報の解釈や意思疎通を可能にします。

よって、WEBコンテンツだけではなく日常生活や、学術研究など幅広い分野で活用されているんです。

実を言うと、これってSEOにとっても非常に重要なポイントなんです。

コンテキストとSEOの関係

コンテキストとSEOの関係は密接と言えるでしょう。

コンテキストとSEO(検索エンジン最適化)の関係性は、ウェブサイトやブログ記事の検索順位やユーザーエクスペリエンスに大きく影響します。

コンテキストは、文章の前後関係や背景情報を理解することで、ユーザーにとって価値ある情報を提供する役割を果たしています。

これは、SEOの目的である検索エンジンによる適切なコンテンツの評価とランキング向上にも繋がります。

具体例:キーワードとコンテキスト

例えば、キーワード「リンゴ」という単語だけでは、その記事が果物のリンゴについての情報を提供しているのか、アップル社(Apple Inc.)に関する記事なのか、検索エンジンには判断が難しいです。

しかし、コンテキストが明確であれば、検索エンジンは記事の内容を正確に理解し、適切な検索結果に表示することができます。

見出しとコンテキスト

見出しは、記事の構成を明確にし、コンテキストを強化する役割を果たします。具体的には、キーワードのシグナルを強く与えるという事になります。

適切な見出しを使用することで、検索エンジンは記事の主題や内容を把握しやすくなり、ユーザーが求める情報を効果的に認識できるようになります。

これにより、SEOの効果が向上し、検索順位が上昇する可能性が高まります。

コンテキストの重要性

コンテキストの理解は、ユーザーにとって価値ある情報を提供し、検索エンジンが適切にコンテンツを評価するために重要です。

適切なコンテキストを持つ記事は、検索エンジンによって高く評価されることが多く、検索結果の上位に表示される可能性が高まります。

また、ユーザーはコンテキストが明確な記事を読みやすく、理解しやすいと感じることで、ウェブサイトの滞在時間が増え、コンバージョン率が向上することが期待できます。

アンカーテキストよりコンテキストが大切かも

通常リンクを送信する際には、アンカーテキストがSEO的に重要だと言われています。確かにそうです。

しかし、同じアンカーテキストで100個リンクを送信するのと、アンカーテキストは無視してコンテキストを重視した場合では、後者の方がSEO効果が高いことがわかりました。

Dai

私の実証実験であり、複合的な要素が絡んでくるため、一般的にどうなのかはケースバイケースだと思われます。

自演リンク(外部リンク)で以下条件で検証してみました。

  • 被リンク先のキーワード検索ボリューム200
  • ジャンル:日用品
  • 被リンク元ドメインは同一
  • 被リンク先のドメインは別サーバーでIP分散
  • 被リンク元のテキスト文字数は約1,500文字
  • リンク位置は文末に統一
  • 被リンク送信数5本

アンカーテキストを重点的に攻めた結果

アンカーテキストのリンクで対応したキーワードの検索順位

ドンズバアンカーテキストで攻めた結果、順位が下がってしまいました。

これはペナルティではなく、リンク無効化の可能性が高いです。他のリンクにまで無効化の影響が出て順位が下がってしまったと考えられます。

コンテキストで対応した結果

コンテキストを重視した被リンクによる検索順位結果

こちらは順調に順位が上がっていきました。

ちなみにアンカーテキストは『URL』を4本、ドンズバアンカーテキストを1本としています。

リンク前後200文字以内に、キーワードを1つ入れてる感じです。

リンク先のコンテンツを、アンカーテキスト周りの文脈から読み取る事により、適切に認識してもらえたのではないかと推測。

Dai

必ずしも、このような結果になるとは限りません。検索順位上昇の確度としては、被リンクのアンカーテキストは2割程度が適切だと考えています。

まとめ

今回は、コンテキストとSEOの関係性や被リンクのアンカーテキストとの比較について解説してきました。

リンクSEO=アンカーテキストが正しいと言うわけではなく、あくまでも自然なテキストが重要ですね。

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この記事を書いた人

SEO歴5年。主に中小企業向けのSEO対策/MEO対策を実施しています。ネット上の情報を鵜呑みにせず、実際に検証したり、論理的な対策を心がけています。ブログ、店舗HP、企業メディアのSEOのご相談は、お問い合わせページからご連絡願います。

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