アドセンスの審査基準というものはGoogle パブリッシャー向けポリシーで明記されており、ポリシー違反となるジャンルや、有益性の低い情報の記事があると、不合格になると言われています。
しかし、Googleは結果通知の度に不合格の原因を教えてくれることはないので、どこをどう修正すればいいかわかりませんよね。
実を言うと、ポイントさえ押さえれば誰でも合格できる内容です。
名前:Dai
SEO歴6年目の中古ドメイン大好きなSEOコンサルタント。本業は会社員。副業ブログをスタートして1年で月に3万円、2年で月収110万円達成。その数ヶ月後、コアアプデで奈落の底に。サイトM&Aで収益を確保しつつ、これまでの経験を基にSEOコンサル開始。中小企業や地域店舗をメインにSEO、MEOコンサル実施中。
Googleアドセンスの審査に通らない原因
早速ですが、アドセンス審査に通らない原因を紹介していきますね。
そもそも審査基準は明確になっていないのですが、ポリシーとしてはガイドラインに明記されています。
このガイドラインの項目を一つ一つ紐解いていくのは現実的ではないため、これまでの経験や事例を踏まえて、再現性の高い情報を詰め込んでいます。
まずは審査が通らない方に多く見られる傾向として、大きく3つに分類されています。
- 審査が通りにくいジャンルで記事を書いている
- アフィリ記事、商品レビュー記事の割合が高い
- 絶対的な文字数が不足している
審査に通りにくいジャンルで記事を書いている【YMYL】
YMYLジャンルを攻めている人は、不合格になる傾向があります。
私は以前、アドセンスの相談を受けていたことがあったのですが、とにかくYMYLジャンルだと通りにくいです。
YMYLとは、Your Money or Your Lifeの略で、人の将来の幸福、健康、経済的安定、または安全に影響を与える可能性があるジャンルの事を言います。検索品質評価ガイドラインの一つとしてこの「YMYL」が存在します。
何者でもないブロガーやアフィリエイターが、専門分野の記事を書いても何の信ぴょう性もありませんよね。ユーザーに対して、経済(お金)、健康(医療など)、法律分野において誤った情報を提供することにより、多大な被害を与えてしまう恐れがあるため、厳格に管理されているジャンルなんです。
検索品質評価ガイドライン
YMYLジャンルも明記されているわけではありませんが、以下のジャンルが該当します。
注意したいジャンル | 詳細ジャンル |
医療 | 病気、治療、事故、身体的な不具合 |
健康 | ダイエット、バストアップ、サプリメント、健康食品、健康ドリンク |
経済 | カード、ローン、保険、不動産、投資、株 |
法律 | 離婚、法律に触れる内容 |
宗教 | 宗教、人種、民族、など |
政治 | 選挙、政府機関に関する情報 |
知らず知らずのうちに、このYMYLジャンルに触れている方が多いように思えます。
特に健康分野は様々なジャンルがあるため判断が難しいです。
ちょっとでも怪しいと思ったら記事を伏せるのがいいです。下書きに戻しておきましょう。
アフィリエイト記事の割合が多い
- 商品レビュー記事
- アフィリンク貼りまくり
- アフィリエイト案件のコタツ記事
必ずしもダメというわけではありませんが、アフィリエイトや商品レビュー記事の割合が大きいと、アドセンス審査に通りにくい傾向があります。
例えば、アフィリエイト記事が10記事中1記事だったら問題ないけど、10記事中5記事だったら審査が通らないということがあります。
ほとんどの人が、ブログを始める目的は「収益化」です。
なので、ブログを始めたての頃は「商品のレビュー記事」や「商品の紹介記事」を書いてしまいがちです。(悪いことじゃないです)
しかし、これらの内容は「有用性の低いコンテンツ」として判断されやすいのが現実。
アドセンス審査を前提としたブログでアフィリエイト記事がある場合は、一時的に非公開にしたほうがいいかもしれません。
消すのは勿体ないので、非公開か下書きに戻して保管しましょう。合格した後に公開してOKです!
Googleアドセンス審査に通らない人の特徴
ちょっと厳しいこと言うかもしれませんが、ブログのコンテンツ以外にも、このような人は通りにくいという特徴があります。
- 何が原因か知ろうとしていない
- ブログの内容を大幅に改善しようとしない
- 傷の舐め合いする人
これ私の事を言ってるんです。受からない!と嘆いていた時は、このような感じでした。私もアドセンス審査に3回落ちて、4回目に合格した身です。
当時はまだ「Googleで検索する」という癖がついていなかったため、何が原因かもわからずに、適当にリライトして再審査に出していました。
また、極度の面倒くさがり屋だったので、本文をちょこっと変更して再審査に出したり。
Twitterでは「受からないよ~」と嘆いて、傷の舐め合いをしていました。
このような行動では、合格に近づくどころか、典型的なブログで稼げない人になってしまいます。
アドセンス審査対策【有用性の低いコンテンツ】
アドセンス不合格通知で『有用性の低いコンテンツ』と言われても、ものすごく広い意味であり、どこがどう悪いのか明確な答えを示してくれません。
原因がわからないため、再申請しては落ちての繰り返し。
Googleのガイドライン見ても読む気が失せるくらいの量が記載されているため、これまで見てきたブログをもとにポイントを絞ってみました。
ジャンルを確認する
先ほど解説したYMYLジャンルに該当していないか確認してみてください。
特に注意したいのが、女性に多い育児ブログ。育児ブログ自体が審査に通りにくいです。
記事の中で、医療に触れるようなコンテンツがあると確実にNGです。
例えば、虫歯、誤飲誤食、風邪など。母乳に関してもアダルトコンテンツとしてポリシー違反になる可能性もあり。
知育系の内容にするといいかもしれません。
見出しで何を伝えるのか明確にする
読者に何を伝えようとしているのかわからない記事は審査に通りにくいです。
タイトルや見出しが簡素すぎると何を伝えたいのかわかりません。
Googleは本文よりもタイトルや見出しを重視してコンテンツを把握する傾向があります。
これは読者にも言えることで、記事を読む前にタイトルや見出しを見て、読む読まないの判断をすると思います。
いきなり本文から読んでいくことはないですよね?
極端な事を言うと、タイトルや見出しがない記事を読むことは、まずありえません。
だから、タイトルと見出しで何を伝えるかが重要なんです。
アドセンス審査に限らず、タイトルと見出しは記事の骨組みみたいなもの。最も需要です。キーワードや関連語を追加できると良いタイトルができますよ!
ここで少し具体例で説明していきます。食レポの記事を書いたとします。
価格、味、カロリーなどが主な内容にしたとします。
食べてみた結果どうだったのか?どういう人におすすめなのか?メリットやデメリットなどを記載していないと読者にとって何も有用性がありません。
もっと具体的に言うと、食レポの中でハンバーグを紹介したとします。
見出しに「ハンバーグ」と記載するよりも「濃厚デミグラスソースが絶品のハンバーグ」のほうが、相手に質感や味を伝えることができます。
このように、記事内容の見直しを行う際には、まずタイトルと見出しから修正していくようにしましょう。
読者に対して何を提供できるのか?を意識しなければなりません。
- タイトルを見直す
- 見出しを見直す
- 読者に何を伝えたいのか考える
- キーワードや共起語、関連語をタイトルと見出しに追加する
文字数を見直してみる
最低でも1記事あたり1,000文字は書いたほうがいいです。
1,000文字に満たない場合でも合格する時もありますが、このような場合は「コンテンツが満たされている」からだと考えています。
少ない文字数に多くの情報が詰まっている状態のことですね。
なので、文字数を見直す際には、読者が必要としている情報を追加して上げることを意識しましょう。
専門用語の意味を追加したり、「知恵袋」などを見て、読者が悩んでいることを深堀していくと、必然的にコンテンツ量が増えていきますよ。
記事数を見直してみる
記事数の見直しというのは、記事を増やすだけではなく、記事を削除することも検討に入れましょうということです。
実際に、3記事で合格したという人もいれば、20記事でも合格できない人がいます。ちなみに私は5記事でした。
サイト全体の文字数とも関連していると考えられますが、もし1,000文字以下の記事が5記事以下であれば、1記事ずつ追加していくのもアリです。
逆に、審査に通りにくいジャンルの記事があれば、全て非公開にしてOKです。
- 記事を増やすなら1記事ずつ
- 10記事近くあるなら、怪しい記事を削除しまくる
- 最低5記事あれば何とかなる
画像を入れてみる
- 1記事に1枚は画像を挿入する
- フリー画像そのまま挿入はやめたほうがいいかも
- フリー画像使用するなら加工しましょう
- 自分で撮影したオリジナル画像ならOK
- 画像の質以上に、コンテンツとの関連度が重要かも
画像は記事に最低でも1枚は入れましょう。
審査に関係しているかは分かりませんが、私含めて合格している人は必ず画像を入れています。
できれば自分で撮影したオリジナル画像が良いのですが、それ以上に記事の内容と関連度の高い画像が望ましいです。
フリー画像を使用する場合は、文字を入れたり加工してオリジナリティを出すといいですよ!
アドセンス審査対策【信頼性】
これまで審査に通らなかった場合の修正方法を紹介してきました。
次に紹介するのは、無くてもいいけどあった方がいい施策を紹介していきます。
- 外部への発リンク(公的機関が良い)
- 問い合わせフォームとプライバシーポリシー
- 運営者情報
これらの項目は、記載情報や発信者の信頼性を担保できるものです。
私が合格した際には、これらの項目はブログに掲載していませんでした。
なので、無くてもいいけど、、、という表現をしています。
でも5年前の話なので、2023年現在は必要なのかな?と思って紹介しています。
特に難しい事ではないので、もし設定していない人は追加しましょう。
外部への発リンクを活用する
信頼されているサイト(公的機関が無難)や文献に対して発リンクするのも良いかもしれません。
理由は、信頼されているサイトの信頼されている情報が記載されているため、あなたのブログ情報も信頼されるという事です。
まあ、少しは合格ラインに近づけると考えています。
また、文章を引用することで文字数も稼げるという利点もあります。(引用だらけの記事はNGです!)
問い合わせフォームやプライバシーポリシー
ブログとしての信頼度を上げるために追加します。
正直言うと、アドセンス審査に関連しているのか分かりません。
しかし、今後ブログを続けていくには必要なページのため、今のうちに追加しましょう。
運営者情報
誰が運営しているかを明確にするためです。
運営者情報を記載することで、ブログの信頼性もアップし審査に通りやすくなるでしょう。
SEO的にも有利になりますので、作成しましょう。
アドセンス審査対策【比較】
合格したー!という人のブログと、自分のブログを比較してみてください。
また、合格した人と審査が通らなかった人のブログを比較し、自分のブログとの共通点を見つけるのもアリ。
ただし、見比べた多だけでは駄目です。かならず違うところを発見してメモし、自分のブログへ反映させてください。
比較するポイントは、この記事で紹介していることで大丈夫。1つずつ確認していきましょう。
こうした分析はアドセンス審査に限らず、ブログ運営していく上で必要となってくるスキルです。
将来ブログで稼ぎたいのであれば、分析に慣れていきましょう。
Googleアドセンスの審査期間はどれくらい?
Googleアドセンスの審査期間は、概ね2~3週間程度です。
審査期間は、ブログへの検索流入数にもよって変化します。
0PVのブログだと3週間だけど、毎日1,000PVだと翌日に「おめでとうございます!」の通知が来たりすることも。
つまり、アクセス数によって審査期間が変化するのは確実です。
どんどん記事を追加してアクセスを増やせばOK?という考えになってしまいますが、そもそも記事を量産して2~3週間でアクセスが増えるわけではありません。
また、不合格要素が増える可能性もあるため、下書きとしてストックしておくことをお勧めします。
3週間待ってみて音沙汰なしであれば、問い合わせてみましょう。
Googleアドセンス審査でやってはいけないこと
アドセンス審査申請から合否通知までにやってはいけない事を紹介していきます。
- 何もせずに再申請する
- 結果が遅いから申請中に再申請する
- 記事を量産しまくる
- 有料コンサルを受ける
何もせずに再申請する
意味がないので、絶対にやめましょう。下手するとスパム扱いされるかもしれません。(事例はないけど)
合格しないとわかっている記事を再申請するのはナンセンス。
時間のムダですので、当記事で解説しているポイントを必ず確認してから再申請するようにしましょう。
申請中に再度申請する
合否結果が遅いからと言って、申請を取り消して再申請するのはNGです。
理由は、アドセンスの管理画面にそう書いてあるからです。
必ず結果通知は来るので、落ち着いて待ちましょう。
記事数を増やし過ぎない
記事数を増やしすぎるということは、不合格要素も増えていくという事になります。
ジャンルの問題で記事数が足りなくなったのであれば、追加しても問題ありません。
無意味に記事を増やすのは、リスクを増やしてるだけなので注意しましょう。
有料コンサルを受ける
アドセンス審査で有料コンサルを受けるのは、やめたほうがいいです。
理由は、アドセンスに合格したからといって、コンサル費用を回収できるわけではないからです。
アドセンスに合格するより、アドセンスで稼ぐ方の難易度がはるかに高いからです。
アドセンスの有料コンサルの相場については詳しくないのですが、数百円~数千円だったら効率面で良いかもしれません。
アドセンス審査合格には特殊な技術や経験は必要ありません。
アドセンス審査が通らない時の対処法まとめ
- YMYLジャンルの確認をする
- Titleと見出しにキーワードと伝えるべきことが入っているか
- 文字数1,000文字程度あるか
- 記事数は5記事あれば十分
- 記事を増やすなら1記事ずつ。怪しい記事はガッツリ削除
- 画像を入れる
こんな感じでチェックしていけば、問題なく合格するはずです。
審査期間中は大人しく待ちましょう。
記事を量産したいのであれば、下書きとして保存しておきましょう。そのほうが合格後に効率よく記事を追加することができます。
下書きしておいた記事を公開する時は、一度に全て公開するのではなく、1日1記事公開していきましょう。
理由は、ブログの更新頻度を上げるためです。更新頻度を上げることで、検索エンジンのクローラーを呼び込みやすくします。
何かわからないことがあれば、気軽にお問合せください。